インプラント治療が高額になる理由ひとつ目は、健康保険適応外の治療であること、です。健康保険が適応になる治療は、国で定められている「必要最低限の健康を維持する治療」のみであるため、インプラント治療はごくわずかな例外を除いて、健康保険は使えません。
健康保険適応外になると、治療費の10割が患者さま負担となりますので、治療費も高額となります。また、歯科医院ごとに治療費を設定することができるため、歯科医院ごとに金額も異なります。
インプラント治療が高額になる理由ふたつ目は、設備や材料代にお金がかかることです。
インプラント治療を成功させるためには、歯科医院内の設備を整え、衛生管理のために使い捨てられるものはなるべく使い捨てにする必要があります。
例えば、正確な検査・診断のために用いられる歯科用CTの購入には、約2千万円かかります。そして、インプラント手術の際に使用するガウンや手袋などは感染症対策のため使い捨てますし、インプラントはメーカーによって金額が異なるので高いものを使用すればその分高価になります。
インプラント治療が高額になる理由みっつ目は治療が長期間にわたることです。
インプラント治療は平均すると3か月から6か月、中には1年以上かかることもあり、他の治療に比べて長期間に渡ります。骨とインプラント体の定着を待つ期間などもありますが、他の治療に比べて治療の工程が多いことも、治療期間が長期に渡っている理由のひとつです。このように、1本の歯に対する治療工程の多さからも、治療費が高額になります。
インプラント治療は比較的高額になりますが、その分しっかりとメインテナンスを行うことで長期的に使用することができます。また、インプラント治療は医療費控除の対象となりますので、ご活用ください。