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インプラントを外さなければならなくなる原因を4つ紹介します

今回は、インプラントを埋め入れた後に撤去しなければならない原因を4つご紹介します。せっかく埋め入れたインプラントを撤去しなければならなくなる理由を知ることで、より長く使い続けるための参考にしてください。

1つ目はインプラントと骨が結合しない場合です。
インプラントは、あごの骨と、埋め入れるインプラント体が強固に結合することで、お口の中で機能することができます。なんらかの理由であごの骨とインプラント体が結合しないと、強く噛むことができませんので、インプラント体を撤去することになります。結合しない理由はさまざまですが、インプラントが骨とくっつく前に力をかけたり、骨の量が足りなかったり、糖尿病や喫煙習慣があったりすることが原因と考えられます。

2つ目は細菌感染が認められた場合です。
インプラントは歯茎を切開して埋め込む、外科手術を伴う治療です。そのため、術中の衛生管理や術後のメインテナンス不足により、細菌感染による炎症が起こり、膿が出ることや痛みが生じることがあります。症状が長く続く場合は、インプラントを撤去する必要があります。

3つ目はインプラント周囲炎が重篤な場合です。
インプラントの周辺に汚れがついて、細菌が繁殖すると、インプラント周囲炎が起きることがあります。進行するとあごの骨がインプラントを支えきれなくなり、インプラントの撤去につながります。インプラントの脱落や、ぐらつきの原因として最も多いのがインプラント周囲炎ですので、ご自身でのケアと、早期発見のための定期的な歯科医院の受診が重要です。

4つ目は金属アレルギーが発症した場合です。
インプラント体に使用されるチタンは、ほとんどアレルギーを起こさないと言われていますので、金属アレルギーの方でも問題なく使用できる場合が多いです。しかし、ごくまれに、インプラント体を埋め入れてから数年後にチタンアレルギーを発症してしまうこともあります。そういった場合にはインプラントを撤去することになります。

このように、やむを得ずインプラントを撤去しなければならない場合がありますが、そのためには埋め入れるとき同様外科手術が必要となります。

細菌感染などを起こしており、骨が減ってしまっていると、インプラントの支えが失われているため、骨を削らずに撤去できる場合があります。しかし、インプラントがしっかりと骨についている場合は、歯茎を切開して骨を削る作業が必要となります。
また、インプラントを撤去した後はあごの骨がやせてしまっていることが多くありますので、再度インプラント治療をお考えの方は、最初の治療時に比べて時間や費用がかかる可能性が高いとお考え下さい。

インプラントを外さなければならなくなる原因を4つ紹介します

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