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今回は、審美歯科治療で用いられるセラミック治療をおすすめできないケースについてご紹介します。
お口の中の状況によってはセラミック治療が最適でない場合もございますので、参考にしてください。

ひとつ目は、なるべく安く治療を済ませたいと考えている場合です。セラミック治療は健康保険外の自費治療となります。
そのため、通常の保険治療に比べ高額となりますので、治療費を安く済ませたいとお考えの方にはおすすめできません。治療費に関しても、治療後のトラブルを招く原因のひとつですので、事前の確認を忘れずにしてください。

ふたつ目は、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合です。成人の噛む力は40～70kgと言われていますが、歯ぎしりや食いしばりの時には300kgもの力が加わることがわかっています。
セラミックは陶器であり、お茶碗などと同じ材質ですので、歯ぎしりや食いしばりによって過度な力がかかると割れたり欠けたりする可能性があります。そのため、破損リスクの高い患者さまにはおすすめしません。

次の項目のうち、ひとつでも該当した場合、歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。
・歯ぎしりを周囲から指摘されたことがある
・集中しているときに上下の歯と歯が当たっているまたは噛みしめている
・歯にひびが入っている
・頬の内側や舌に歯型がついている
・肩こりや頭痛を強く感じることがある
・起床時にあごがだるい感じがする

いかがでしょうか？もし当てはまる項目があって、セラミック治療を検討されている場合、治療前に歯科医師に相談しましょう。
歯ぎしりや食いしばりが改善されれば治療が可能なのか、対策をしながらセラミックを使用していくのかなど、ご自身の希望と可能な治療法をすり合わせ納得のいく形で治療を進めてくださいね。

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