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セラミック治療をした歯が痛む原因は?

セラミックの補綴物を装着した後に、しみる感じや痛みが生じる場合があります。せっかく、自費の治療を受けたのに、そのような症状が出たら不安になりますよね。
今回は、セラミック治療を受けた後に、痛みやしみるといった症状がでる原因についてご紹介します。

1つ目は、神経が一時的に過敏になっている場合です。
セラミックの補綴物をつけるには、天然歯を少なからず削る必要があります。歯を削った際の振動や熱などの刺激によって、歯の神経が一時的に過敏になっている場合があります。時間の経過とともに症状が和らぐことがほとんどです。

2つ目は神経を残す治療が行われた場合です。
通常、歯科医院では可能な限り神経を残してむし歯の治療を行います。むし歯が大きく、神経に近いところまで進行していても、神経を残す治療を第一に行います。
むし歯が深いほど神経への影響が大きく、痛みやしみるといった症状が、出てしまう可能性があります。ただし、神経を取ってしまうと、その後の歯の寿命が短くなってしまうため、できるだけ神経を残すように治療が進められます。強い痛みが治まらず、食事や歯みがきがままならない場合は、神経の治療を行う必要がありますが、たまにしみる程度であれば、時間の経過とともに気にならなくなる場合もありますので、歯科医師とよく相談するようにしてください。

3つ目は、噛み合わせが合っていない場合です。
セラミックの補綴物をつけた部分が、他の歯よりも高い場合、これまでよりもその部分にかかる力が強くなり、痛みが生じる場合があります。噛み合わせの調整を行い、過度な力が加わらなくなることで痛みが軽減します。

4つ目は、神経の治療をした場合です。むし歯が大きく、神経まで達していた場合、歯の神経の治療が必要となります。細かな器具を使用して、神経を除去しますが、細かな神経が残ってしまい、治療直後に痛みが生じる場合があります。
通常であれば、次第に痛みが治まっていきますが、痛みが強くなったり、長く続くようであれば、歯科医師にご相談ください。

このように、セラミック治療を受けた後に、痛みやしみるといった症状が現れる原因はいくつかあります。時間の経過とともに和らぐものと、治療が必要になるものがありますので、症状がある場合には歯科医師にご相談ください。
また、セラミック治療をした歯も、ご自身の歯はお手入れをしなければむし歯になってしまいます。
治療後に問題がなくても、治療から数年後にセラミックとご自身の歯のすき間からむし歯になってしまい、痛みが生じる場合もあります。定期的に歯科医院で健診、クリーニングを受けるようにしましょう。

セラミック治療をした歯が痛む原因は?

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