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セラミック治療を受けて8年経過した歯科治療保証会社社員が今後悔していること

約8年前に、上の前歯を4本セラミックにしました。元々むし歯が多く、つぎはぎになってしまっているのが気になっており、セラミックの被せ物の治療を受けることにしました。

特にセラミックについて調べることもせず、当時のかかりつけの歯科医院に相談しましたが、ここでひとつ目の後悔があります。
それは「事前に調べて審美歯科に力をいれている歯科医院に行けばよかった!」ということです。それまで自費での治療は受けたことがなく、家から近いことや歯科医師との相性で歯科医院を選んでいたので、かかりつけの歯科医院が、審美歯科治療をどの程度やっているのかなどは何も知らない状態で治療を受けてしまいました。
また、全く知識がなかったので、こちらから材質などに対する質問をすることができませんでした。
事前のリサーチは重要だったな、と思います。

その後治療を進めるにあたり、材質の選択をする場面がありました。歯科医院で提示されたセラミックは2種類で、違いは値段と透過性のみ、と説明されました。(ライトの光を通すか通さないか、と説明受けました)当時学生であったため、それだけの違いなのであれば、安いほうのセラミックを、とその場で決定してしまいました。

ここでふたつ目の後悔があります。それが「セラミックの名称を聞いていない」こと、「本当に違いは他にないのかしっかり確認しなかった」ことです。

治療が完了した際に、初めて使用したセラミックがメタルボンドであることを知りました。また、内側に金属を使用しているため、長期的にみると歯と歯茎の境目が黒くなってしまう原因になる可能性があることは、歯科業界で働き始めるまで知りませんでした。そういった可能性があると治療前に知っていたならば、もうひとつのセラミックを選択していたかもしれません。材質による違いを、しっかりと確認するべきでした。

そしてみっつ目の後悔が、「治療完了日が希望する日に間に合わなかった」ことです。治療を開始する際に、卒業式に間に合うように治療をしたい、と伝えたのですが、微調整を行ったり予約の兼ね合いなどにより、卒業式には間に合いませんでした。仮歯は元の自分の歯よりもきれいでしたが、たくさん写真を撮る機会でしたので、治療が完了した状態で迎えたかったな、と思います。

私の場合、最終的に完成した補綴物が、自分の歯よりもかなり大きく、口を閉じていても前歯が出てしまうようになり、その調整をお願いしたので、その分時間がかかってしまいました。
もし、大事な用事を控えており、どうしてもその日までに治療を終えたいというご希望があれば、しっかりと伝え、治療を進めるごとにしっかりスケジュールの確認をすることをおすすめします。

ただ、見た目もきれいに作っていただき、約8年が経過した今も不自由なく使用することができていますので、受けた治療自体にはとても満足しています。金属を使用しないオールセラミックを選択していたら、もっと早くに割れてしまっていたかもしれません。
選択する治療内容が同じであっても、しっかりと理解し納得したうえで選択するのと、なんとなく選択するのとでは、後から後悔したり、もうひとつの治療にすればよかったかもしれないと考えたり、気持ちの面で違うと感じています。

自費治療は比較的高額になりますし、簡単にやり直すこともできないので、治療前にしっかりと調べるようにしてください。

セラミック治療を受けて8年経過した歯科治療保証会社社員が今後悔していること

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