歯科医院と患者の間でトラブルになる原因ひとつ目は、お互いの認識のズレがあることです。治療内容や治療完了時期、費用などに関しては治療が始まる前に治療計画として説明があります。
しかし、説明が不足していたり、不明な点について質問などをせずそのままにしていたりすることで、互いに齟齬が生じる場合があります。その結果、希望していた治療とは異なる治療をされてしまった、最初に聞いていた費用よりも高額な費用を請求された、希望していた治療完了時期に間に合わなかった、などのトラブルを招いてしまう可能性があります。
必ず、治療が始まる前に治療計画の説明をしてもらい、わからないことは質問しましょう。
ふたつ目は、患者側の無断キャンセルです。連絡がなくキャンセルになってしまうと、どうしても信頼関係が破綻してしまいます。
中でも、セラミックなどの人工歯を装着する日にキャンセルとなってしまうと、仮歯や仮のフタで過ごす期間が長くなってしまいます。
また、キャンセル後次の予約までに長期間空いてしまうと、人工歯の形が合わなくなってしまう場合があります。予約した日の受診が難しい場合には、必ず歯科医院に連絡するようにしましょう。
歯科医院と患者との間でトラブルになってしまうと、その後通院を続けることが難しくなってしまいます。
ただ、インプラント治療や歯列矯正といった、長期間に渡る治療の場合、治療途中での転医が難しい場合もあります。最初の歯科医院選びはもちろんですが、通院を決めた歯科医院に最後まで気持ちよく通院できるよう、トラブルの原因を知っておくのは重要です。
今回は歯科医院と患者の間でトラブルになる原因についてご紹介しました。