田中 希代子 先生
最終学歴:長崎大学歯学部卒業
卒業年度:1987年
日本が世界一の長寿国と言われていることは皆様良くご存知のことと思います。
確かに日本の医療レベルは世界でもトップクラスといえます。歯科においてもそういえるでしょう。
しかしながら、残念なことに、歯に関しては長寿国とは言えず、虫歯の数も、失う歯の数も先進国の中でトップクラスという不名誉な記録を持っているのです。
その理由として、
・「少ない回数で早く治療が終わる歯医者こそ良い歯医者」の言葉に代表される患者様の誤解、
・公的保険で行える歯科医療が十分なレベルのものでないという政府の問題、
・日本人の口の中の健康意識及び美意識の低さ(他の先進国に比較して)、
等が挙げられるでしょう。
そしてそのような要因を解決してこられなかったことに関して歯科医師の努力不足を反省しなければならないと考えます。
当院では、患者様のお気持ちを十分に聴きとり、その方に合った適切な情報提供をし、「互いに話し合う」ことが、治療を成功裏に導くための最も重要なプロセスだと考えております。
そして、「現在(今)」だけを考えるのではなく、その方の10年後、20年後、人生そのものを見据えた歯科的アプローチが大切であると考えております。心身共に自信に満ち溢れたお口の健康を取り戻していただくことが、その後の人生に与える好影響は測り知れません。
お口の健康治療に携わるにあたり、「健康で美しく長生き」するために大切なことについて、患者様と共に考え、悩み、そして努力して、心から満足していただける結果を得ること、そして、それを生涯にわたって維持し続けることが、歯科医師としての使命であると考えております。
当院との出会いが、患者様が「健康で美しく長生き」されるための一助となれば、幸いです。