水野 伸太郎 先生
最終学歴:大阪歯科大学卒業
卒業年度:2012年
私が歯科医師になってから開業するまでの7年間、日々治療する中で治療を経験した歯の「再治療」が圧倒的に多いことに気付きました。そんな中、30年以上予防歯科を実践し続けている山形県酒田市開業の熊谷崇先生と出会い、私の歯科医療観に希望がみえました。先生から教えていただいた、ワシントン大学医学部教授 Roy C. Page博士の「う蝕と歯周病は本来まれな疾患である」という言葉には心打たれました。
近年、小学生のむし歯罹患率減少、高齢者の喪失歯減少が実現できていますが、その裏には中学生のむし歯罹患率増加と高齢者の重度歯周炎罹患率増加がいまだ隠れています。私たちが実践している予防歯科システムでは、通院歴20年以上の患者さまで歯を2本以上失った方は一人もいませんでした(日吉歯科診療所 患者3,220人対象の統計より)。
私は地域の皆さまにもこの効果を享受して頂きたく、これからも予防歯科を実践し続けていきます。